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すもも

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 カスピ海沿岸のコーカサス地方で誕生した西洋すももは、紀元前にはヨーロッパ各地で栽培されていたといわれます。その後、大航海時代にアメリカへ渡り、19世紀頃にはカリフォルニアで大量に西洋すもも(プルーン)が生産されるようになりました。
 日本へ伝わったのは奈良時代。中国原産のすももが伝わったとされています。古事記や日本書紀、和歌にも登場しており、昔から日本人が口にしていたことがわかります。
 日本で栽培され始めたのは明治時代になってからでした。それまでは「酸っぱい桃=酸桃(すもも)」として軽んじられていましたが、19世紀頃にアメリカに渡ったすももが品種改良されて戻ってきてから、本格的に栽培されるようになりました。
 甘酸っぱくてジューシーなすももは、初夏から夏にかけて多く出荷されます。すももは大きく分けて中国原産の「日本すもも(プラム)」と、ヨーロッパコーカサス原産の「西洋すもも(プルーン)」の2つに分類されます。日本ですももは主に生食用として栽培されますが、西洋すももは乾燥用やジャム、コンポートなど加工されることも多いです。置賜の生産量はそれほど多くはありませんが、山形県全体でのすももの生産量は、現在全国第4位となっています。

《 秋姫 》
秋田県で発見された品種で1991年に品種登録されました。果皮は赤から赤紫色で果肉は黄色く、サイズは200g前後と大きめ。甘味と酸味のバランスの良い濃厚な味わいです。晩生で旬は9月下旬。

《 プレジデント 》
アメリカから輸入されたプルーンで、80~100g位と大玉で肉質がよく、やや柔らかめです。糖度は16~17度くらいで甘みも強く、酸味が少ない品種です。

《 大石早生 》
福島県の大石氏が育成し1952年に登録された品種で、日本で最も栽培されているすももです。完熟すると果皮全体が鮮紅色に染まります。果肉は淡い黄色でやわらかく、食べるとジューシーでさわやかな甘酸っぱさが口の中に広がります。旬は7月中旬。

《 ソルダム 》
1900年代はじめにアメリカから導入されたニホンスモモとされていますが、来歴は不明です。大石早生に次いで日本で栽培されているのがソルダムです。果重は80~100gと大きめで日持ちがよく、甘みと酸味のバランスいいです。果皮は緑色ですが、果肉は濃赤色です。旬は8月中旬。

《 太陽 》
来歴は不明で、山梨県で発見され、1969年に命名されました。短楕円形の果実は100~150gと大きく、実はややかたくしまっていて日持ちします。鮮紅色の果皮に乳白色の果肉を持ち、糖度は高く酸味は少ないです。旬は8月下旬。

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 すももは自分の花粉では結実しにくい自家不和合性のため、ほとんどの品種で受粉樹が必要です。開花期に霜に当たると、不完全花となり結実しないため、開花時期に晩霜に遭わない地域が栽培に適しています。日本すももは7月中旬から9月下旬、プルーンの系統は9月頃収穫できます。

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 すももは、貧血予防効果のある葉酸、血圧を正常に保つカリウムのほか、眼精疲労を回復させるアントシアニンや便通を改善させるソルビトールと、栄養成分が豊富です。特に皮の部分に多いので、ちょっと酸っぱいですが皮ごと摂るのが効果的です。
 選ぶ基準としては、果皮に色むらや傷がなく張りと弾力があるもの、形はきれいな円形で、持ったときに重さがあるものが良いです。食べ頃になるとよい香りがしてきます。
 また、乾燥プルーンは栄養価がとても高く、健康補助食品として食べることもおすすめです。マグネシウムやリンなどミネラル成分が多く含まれており、抗酸化作用のあるβ-カロテンや、エネルギー代謝に必要なナイアシン、タンパク質の代謝に必要なビタミンB6なども多く含まれています。また、食物繊維も豊富なので、便秘改善にもつながります。

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