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 原産地は中国から中央アジア周辺と言われ、大陸で繋がっていた時から日本には生息していたようです。日本での分布は北海道から九州までと広く、生息する地域の環境や水質により形態が微妙に違います。現在、アジア・ヨーロッパ、北アメリカやオーストラリアなど世界で確認されている種類は2500種ほどで、そのうち日本には55種ほどが生息しています。鯉は比較的水温の上昇や水質の変化に強いため世界中どこでも対応し広まったと考えられます。
 一般的に野生のものを「野鯉」養殖ものを「大和鯉」と言い、まとめて「真鯉」と呼びます。観賞用の鯉は「錦鯉」と呼ばれます。五月の鯉の吹流しや鯉のぼりにされるなど、縁起が良いので昔から絵画の題材にされる事も多く、立身出世の例えとして用いられることもあります。
 米沢では「米沢 味のABC」があり、鯉はC(Carp)にあたります。内陸に位置する置賜地域は水産資源に乏しい土地です。領民の栄養補給のため、上杉鷹山公が福島県相馬から稚魚をとりよせ米沢城のお堀で育てたのがはじまりといわれています。また家臣たちにも屋敷内に池を掘らせて養鯉をすすめました。

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 野生に住む鯉は平野部の流れの緩やかな河川や湖沼に生息しています。雑食性で、貝類や昆虫、藻類や水草などを餌とします。歯は無くのどに咽頭歯というものがあり、草などは泥ごと口に入れ、貝類は殻ごと噛み砕き、食べられない部分だけを吐き出します。
 鯉はふ化直後から成長する事に呼び名が変わる出世魚です。鯉の寿命は30から40年と言われ、長寿のものでは100年以上も生きるといわれています。
 米沢では仕入れた鯉は地下水で3週間ほど飼われ、余分な脂肪を抜き胃の中もきれいにして身を締めます。これにより泥臭さのない美味しい鯉となります。

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 鯉はとても栄養価が高く、特にアミノ酸からなるたんぱく質を多く含み、体内で作られない必須アミノ酸を補給することができます。そのほか、ビタミン類やカルシウムや鉄分、タウリンも豊富に含んでいます。また、鯉は古くから母乳の出が良くなる食品として親しまれ、その他、利尿効果、むくみを取る作用、貧血防止、滋養強壮、体力回復などに効果があると言われています。
 米沢では昔から「鯉の甘煮」が親しまれてきました。甘じょっぱく煮た鯉は、わたと卵も入っていて子どもから大人までおいしく食べられます。お祝いごとの席には欠かせない一品です。

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