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2013.12.27
雪菜目揃え会 @愛宕コミュニティセンター

 冬に旬を迎える珍しい野菜、雪菜。その目揃え会が12月18日(水)に愛宕コミュニティセンターで開催され、行政の方や各界の関係者30名ほどが出席し、雪菜についての意見交換などが行われました。


      
 


 会は、主催者である米沢市上長井雪菜生産組合の佐藤了組合長のあいさつの後、米沢市農林課高橋伸一課長、米沢青果㈱代表取締役社長の佐藤修一氏の祝辞、置賜総合支庁農業技術普及課主任専門普及指導員の中川隆彰氏より雪菜の目揃え評価がありました。
 
 今年の雪菜は、気象変動や災害などの影響があり小ぶりですが、品質はとてもいいそうです。また、今年からは同地区のもう一つの伝統野菜である「遠山かぶ」にも力を入れ、より良い品質のものを、より多くの人に味わっていただけるよう取り組んでいるそうです。


 その後、『ファインダーを通して見る在来作物の魅力』と題して、フリーカメラマンの東海林晴哉氏の講演がありました。東海林氏は山形在来作物研究会の一員でもあり、同研究会が立ち上がる以前から在来作物を撮り続けています。映画「よみがえりのレシピ」のポスター写真も、東海林さんが撮影したものです。

 東海林さんは、在来作物の写真をスライドで紹介しながら、その野菜の特性、生産者のことをとても親密な目線で話してくださいました。

 東海林さんは、最初は野菜そのものを撮っていたのだそうですが、次第にに根っこが気になりだして土を掘って根を撮るようになり、最近では作っている人たちを撮らせてもらっているそうです。東海林さんが撮る野菜とそれを作る人たちの写真は、どれも生き生きと語りかけてくるような表情をしています。

   東海林さんが雪菜と出会ったのは、1999年の1月5日、新聞か何かで雪菜の存在を知り、飛び込みで撮影をお願いした時だったそうです。その白さ、茎が横に張ってくねっとした感じが「色っぽいなぁ」と感じたそうです。撮影の後、雪菜入りの冷汁をごちそうになり、秋の時点から1/10ほどになってしまう雪菜を初めて口にした東海林さんは、「なんと贅沢な食べ物だよなぁ」と思いながら食べたそうです。
 

 


 会の最後は、雪菜と遠山かぶを使った様々な料理がテーブルに並び、参加者全員で料理に舌つづみを打ちました。

        
       雪菜のふすべ漬け          雪菜中華ドレッシング和え     雪菜とにんじんのアーモンド炒め
  
        
         遠山かぶ焼き          雪菜の肉巻きりんごソースがけ     遠山かぶと鶏肉のトマト煮
  
      
       遠山かぶの粕漬け               雪菜入り冷汁             遠山かぶの粕汁    



 佐藤組合長は冒頭のあいさつで「今、農業の未来は、TPP問題や減反問題などで本当に不透明になっています。我々農家としては不安でいっぱいですけれども、ここに昔から伝わってきた雪菜と遠山かぶを守っていくつもりです。」と力強く語っていらっしゃいました。今年から雪菜は東京への出荷をスタートし、遠山かぶはよりよい種の保存のためハウスを設けました。来る樹氷国体では、つや姫のおにぎりと共にふるまわれる漬物の1つとして、雪菜のふすべ漬けが内定しているそうです。




 守り続けるには、生産者の方々の努力はもちろんのこと、周りの人の協力が不可欠です。私たちにできることは、おいしく食べること、ですね!雪菜は辛み、遠山かぶは硬さがポイントの野菜です。冬の時期には、ぜひ食卓に取り入れてみてください!




 ● 雪菜・遠山かぶについて詳しくはこちら ●
 
米沢市上長井雪菜生産組合ホームページ

生産者の取り組み「雪菜で広がる全国の輪」

生産者の取り組み「細く長く、遠山かぶを守っていく」

● 東海林晴哉さんについてはこちら ●

東海林晴哉さんのブログ

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