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じゃがいも

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 南米原産で紀元前から食べられていたといわれています。ヨーロッパに伝わったのは16世紀で、17世紀に栽培が開始されました。日本へは江戸初期にジャガタラ(現在のインドネシア、ジャカルタ)からオランダ船により渡来したためジャガタラいもと呼ばれそれが徐々に「じゃがいも」と呼ばれるようになりました。本格的な栽培は明治時代に入ってからで、大正時代に品種改良が進みました。現在では、日本で最も栽培される野菜となっています。
 じゃがいもの種類は、よく知られている「男爵」や「メイクイーン」のほか、ビタミンCの豊富な「キタアカリ」、甘味の強い「インカのめざめ」など、品種改良により様々登場しています。

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 じゃがいもは土の中で成長するので根と思われがちですが。実は「地下茎(ちかけい)」という茎にデンプンがたまって肥大化したものです。
 通常、植えてから3~4ヶ月で収穫でき、土壌も特には選ばない上、保存が利くため、一年中出荷されています。基本的に寒い土地の野菜なので、北海道が全体の7割ほどを占めています。
 一般的に新じゃがは春から初夏に出回る物を指す事が多いです。皮が薄くみずみずしいじゃがいもです。

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 じゃがいもにはビタミンCが多く含まれています。その量はなんとほうれん草やみかんと同じ位!じゃがいものビタミンCはでんぷんに守られているため、加熱しても壊れにくいのが特徴です。その他、高血圧に効果があるカリウム、ビタミンB1、B2、B6、ナイアシンなども含んでいます。皮には抗酸化作用があるといわれているポリフェノールの一種「クロロゲン酸」が含まれていて、皮ごと食べるとがん予防に効果が期待できます。
 一方で、芽の部分や緑色をした皮の部分には「ソラニン」という有害物質が含まれています。一定量を摂取すると頭痛や腹痛だけでなく、吐いたりしますので、食べる際にはきちんと除去してから調理するようにしましょう。
 じゃがいもを選ぶ際には、芽が出ておらずしみや緑色の部分がないもの、形がなめらかで重量感があるものを選びましょう。

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