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いちご

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 原産地はアメリカですが、栽培種の成立は18世紀のオランダといわれています。日本でも平安時代から野生いちごが利用されてきたとされています。現在のものは江戸時代末期にオランダから伝えられ、明治32年頃にフランスの品種が導入されたことで本格的な栽培が始まりました。その後品種改良が進み、ハウスなどの施設栽培が普及したため、現在では盛夏期以外ほぼ周年出回っています。
 かつて宮城県や岩手県、山形県庄内地域のように東北地方に大きな産地がありましたが、現在は「女峰」「とちおとめ」で有名になった栃木県や「とよのか」、あまおう」の福岡県、「紅ほっぺ」の静岡県など、比較的暖かい地域での栽培が盛んです。
 いちごの旬は、もともと雪が融けた春から6月頃まででしたが、今はハウスを使った年末から春までの栽培が中心です。特に、かつて一世を風靡した「「女峰」「とよのか」はハウス栽培に最適な特性を持っており、食味や日持ち、外観にも優れることから、それまでの品種を一掃してしまいました。
 置賜地域では、こうした暖地型のいちご品種(主に「とちおとめ」)の栽培に取組み、大型ハウスで冬から春にかけて美味しいいちごを生産しています。西南暖地の産地と比べ、温度や日照条件では不利ですが、じっくりと育った置賜産のいちごは、肉質が詰まり、一味も二味も違う美味しいものになっています。

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 いちごは「りんご」や「さくらんぼ」、「なし」等と同じバラ科の植物です。一般的に、いちごは秋になって日が短くなり、気温が下がると花芽を付けます。そのまま、冬になり雪の中に埋まると、春にはその花芽が伸びて花が咲き、実がなります。
秋の段階で、すでに花芽ができていますから、その苗を暖かいハウスに植えると、冬の間中花が咲いて果実が取れるのです。
 春になって、日が長くなると今度は花房のかわりにランナーという匍匐枝を出します。ランナーの先が地面につくと、発根していちごの苗になります。この性質を使って、夏から秋にかけて、次のいちごの苗作りを行います。
 いちごは、地面に近い場所に実が着くため、収穫作業が大変で、うねを高く盛り上げたり、最近では高設ベンチというベンチの上に、培地を敷いて養液を流して育てる高設栽培も増えています。
 山形県では、暖房を使わない春いちごに適した「おとめ心」や、普通のいちごとは逆に、夏から秋にかけて収穫する夏秋いちご「サマーティアラ」を育成し、県内各地で栽培が行われています。

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 いちごはビタミンCが豊富で風邪予防や美肌効果が期待できます。また、血を作るビタミンといわれている「葉酸」も豊富に含まれているので、貧血予防にも効果的。この葉酸は認知症予防にも効果があるとされ、中サイズのいちごを10粒食べれば一日の推奨量をクリアできるのだそうです。また、いちごには血糖値の上昇やコレステロールの吸収を抑制する食物繊維のペクチンや、老化防止やガンの抑制、動脈硬化予防と、高い効果があるアントシアニンも含まれています。
 食べる際には、赤い色が鮮やかで傷のないもの、ヘタの緑色が濃く乾いていないもの、つぶつぶがくっきりしているものを選びましょう。スーパーで購入する時は、表だけではなくパックをひっくり返して、裏側も見るようにしましょう。裏側が潰れてしまっていることもありますので注意です。

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