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はくさい

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 はくさいは地中海沿岸が起源。その後、シルクロードを経て中国で改良されましたが、結球したのは11世紀頃と考えられています。日本にはくさいが渡来したのは江戸時代末期で、本格的に栽培が行われるようになったのは日清・日露戦争後といわれています。その後品種改良が進められ、大正時代から昭和初期にかけて一気に全国に普及しました。
 結球するはくさいやキャベツは葉菜の中では保存性が高く、冬に不足しがちなビタミンCを補う貴重な供給源でした。その一方はくさいは低カロリーなので一度にたくさん食べられるのも魅力です。栄養価も適度にあるのでダイエット中の人にもおすすめです。
 大きくなるにつれて白い部分が太く伸びるため「白菜」と呼ばれるようになりました。英語名はチャイニーズ・キャベツ。国際的にはキャベツに分類されています。 

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 山形でのはくさいの旬は10月中旬から11月下旬の晩秋で、霜にあたると繊維がやわらかくなり風味も増します。また葉の糖分も増えておいしくなります。最近ではトンネル栽培も盛んになり、1年を通して手に入る野菜に変わってきました。

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 水分が多く、低カロリーのダイエット向き野菜です。緑色の先端部分に免疫力を高めるビタミンCが多く含まれます。カリウムも比較的多く、高血圧の予防に有効です。また辛味成分イソチオシアネートがガン予防効果に期待が持てます。また骨を丈夫にしたり血液の凝固作用のあるビタミンK、さらには骨の健康に欠かせないカルシウムも多く含まれます。
 塩を多量に使う漬けものは血圧が上がるとされていますが、白菜漬けの場合には、はくさいに含まれるカリウムがナトリウム(塩分)を排泄して、塩分を過剰にとるリスクを軽減させてくれます。
 選ぶ際には、胴がよく張っていて、丸みを帯び、ずっしりと重量感のあるものを選びましょう。カットされている場合は、葉と葉の間が詰まっていて断面が平らなものを選びます。

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