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馬のかみしめ

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 だだちゃ豆と並ぶ山形の枝豆の在来種である馬のかみしめは、山形県南部、特に長井市で作られています。大豆になると豆の表面に馬が咬んだような跡があることから、「馬のかみしめ」といわれるようになったようです。平たくて薄い緑色の豆なので、他県では「青平豆」とも呼ばれています。
 馬のかみしめは、一時は途絶えた品種だと言われていました。しかし一部の農家が種を保持していたことから、近隣の農家で協力し栽培量を増やしていきました。

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 馬のかみしめは、9月下旬から10月上旬にかけて収穫されます。
 生育のばらつきが多く木が倒れやすいため、栽培が大変です。また、収穫時期は枝豆の消費が少ない彼岸以降になり、収穫したあとも平らな豆は選別に時間がかかることからも、生産者が減り一時絶滅したとも言われました。

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 味が濃く、噛みごたえもたっぷりで、噛めば噛むほど味わいが増す大豆です。枝豆や大豆と同様に調理できます。茹でるだけでももちろんおいしいですが、加工品にした時のおいしさは茶豆にも勝るといわれています。そのおいしさから、味噌や納豆、豆腐、お菓子にも利用されています。

【関連レシピ】

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